あそび師Kai
今年の夏は姪っ子&甥っ子たちと伊東へ行ってきました!
海&プール&温泉三昧の3日間だったので着替えが若干面倒(笑)でしたが子供たちの海デビューにも立ち会えて、夜は縁日+花火、そして子供たちの就寝後はビールを片手に足湯をしながら姉妹会…と盛り沢山なイベントを楽しんできました。
目次
年代別「履いてますよ」
海にて。
姪1 「はいてますよー!」
姪2 「はいてまーすっよ〜」
甥 「はいて、あちゅおー」
根強い子供人気は健在である。
裏腹なココロ
甥「ねぇきょうってKaiあそびにくるー?」
ママ「いや、来ないけど…」
甥「えー。来ない?Kaiってヤダ(._.)」
「 Kaiってヤダ」の 破 壊 力!
リトルマーメイド、Under the Sea より
姪12&甥「アッザーラシィッ!!!」
うん…海つながりな部分だけ、合ってる。
ハイチュウ×ぷっちょの奇跡のコラボ!
ハイチュウが無かったので「ぷっちょでもいいー?」と、ぷっちょを購入しママが帰ると…
甥「ママー!は い っ ち ょ ちょうだい!」とのたまう甥。
「ぷっちょだよー」とママが訂正すると何故か威張って
「えーーはいっちょ!って書いてあうおー」
アナタ文字読めないのに、その根拠の無い自信はドコから…?
愛の溢れる独り言
甥と遊んでしばらくたったある日、姉からこんなLINEが届いた。
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あーぁ、Kaiに会いたいなぁ
Kaiと遊びたいなぁ。
今Kai何してるのかなぁ?
仕事?幼稚園?小学校??
今から来ないかなぁ。
あああぁ甥くんKaiと遊んでみたいんだけどなぁ。
今来たらイチゴ味のハイチュウあげるんだけどなぁ。
来ないと甥くん寂しいんだけどなぁあああ
Kaiばっかりウロウロ遊んでてズルい!!
あ、でもKaiに会いたいなぁ
そうだ!電車でKaiんち行っちゃおっか✦
そうしようそうしよう!!
って、甥が永遠にひとりごちてるよ。
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…恋する乙女かっ。
身体の部位名って難しい
こんな会話がしばしばある。
「Kaiー!痛いよぉ指ぶつけたー!」
「どの指?」
「こやゆび…(;_;)」
…どっちだよ!!
「ママー!!姪2の肌色のモチモチしたところを姪1がガリッてしたーー!」
…どこだよ;
二の腕でした。
「Kaiー!姪1がなんかして姪2のどっかが痛いよー!!」
ちょっと待て、姪1は何をして、姪2はどこが痛いんだ!?
→ 姪1は腰の少し上のあたりをかじったらしい。
またそんな変なところを…器用だな。
ちあうよ!!
Kai「甥くんが好きなのって仮面ライダーのなんだっけ?ゴースト?」
甥 「ちあうよ!どあいぶあおー!」
Kai「どあいぶ?」
甥 「ぜんっぜんちあうよぉ!どあいぶあおー!」
Kai「……………ドライブ?」
満足気に頷く甥。
聴覚器官は発音器官よりも先に発達するようだ。
どうやらコヤツも、音の区別は付いている。
こなれた表現
留学生達と会話をしている際に、日本語としては十分に上手なんだけれども、それでもまだ「外国人感」が抜けないと感じる場合がある。その違和感の元に気づいたのは姪っ子たちのこんな表現だった。
じーさん「ばーちゃん(の体型)てベイマックスだよな」
姪1 「じーちゃんの方がよっぽどベイマックスだよ!」
秀逸なツッコミ(笑)の内容は置いておいて
「よっぽど」という強意表現ってネイティブじゃないとなかなか出てこない。
言語とは、かくして形成されていくものである。
こなれた表現2
姪1 「ヘリとヒコってなにが違うのー??」
ヘリコプターは「ヘリ」なので、飛行機(ヒコーキ)のことは「ヒコ」だと信じていた姪。
この省略表現の法則を読み解くにはまず
その語が和語なのか外来語なのか、からジャッジする必要がある。
ちなみに「ヘリとヒコの違い」については、私よりも甥の方が詳しい。
こなれた表現3
Kai「甥くんはママが大好きだねぇ」
甥 「うん!!!でもねぇ、んーーーーと、えぇっと、甥くんはぁ、ママがおこってるときは『べー』ってしたい きもちに なっちゃうんだけどぉ、でも ママはぁ、おこってないときにすき、かな。」
こんなに長文を話せるようになったことにも驚きだが、
なんだろう…最後の「かな」の効能がすごい。
そしてこの後「Kaiが好きか」「ばーちゃんが好きか」
などについても尋ねてみたが、都度きちんと考えては
条件分岐を提示してくれる甥に、
理系の素質を見出したことは言うまでもない。
目のつけどころ
ママ「大きな動物を数えるときは『○頭』、猫やワンちゃんくらいの大きさの生き物は『○ひき』、細くて長いものを数えるときは『○本』だよ。じゃあこの猫の絵は〜?6だから〜?」
姪2「うーん…わかんない!いっぱい✦」
ママ「え!!!えっと、じゃあリボンにしよっか!ホラ、細くて長いから、リボンが6、あったら…?」
姪2「かわいい!」
ママ「!!!そうだけど………」
こんな姪ですが、料理について語らせると
「ふわふわ」「モチモチ」「ひたひた」などの
擬態語の語彙が非常に豊富です。
おっきくなったら…
ある日の遊園地で、身長制限にひっかかってしまった姪に
Kai「ざんねーん!でも、この身長に満たないでケガするとよくないから、もっと大きくなったら一緒に乗ろう!」
姪「……わかった」
後日、姪の家に遊びに行くと、お気に入りのシマちゃん*1に乗る姪を発見。
Kai「いいなぁ私も乗ってみたーい^^」
姪 「いいよ!!✦」
Kai「あ、いやでもコレ体重制限があるから、大人が乗ると壊れちゃうわ。ありがとねー。」
姪は残念そうな顔をした後にこう言った。
姪「うーん…そっか。じゃあ、今度Kaiがもっとちっちゃくなったら、一緒に乗ろうね!!」
Kai「お、おう。」
この子はまだ、不可逆性という言葉を知らない。
おしまい
会話って、書き留めておかないと忘れてしまうような些細なモノですが、
子供の感性の変化や成長を捉えるには非常にオモシロイ題材ですよね。
ちょっとハッとするような言葉をくれる子供たちとの会話、
定期的にメモっていきたいなと思います。
おしまい。
あそび師Kai
*1:シマウマの木馬。可動式。