- 行った場所:カヤックしごと展
- やったこと:カヤックのお仕事を見てきた!
以前からなんだか面白そうな会社だなーと興味を持っていた会社カヤックが「1社だけの合同説明会」と「カヤックしごと展」を同時開催するというので、お邪魔してきました✦
規模感があんまり想像できずに行ったのですが、イベントとしてかなり楽しめました!今回はそんなレポートです!
1社だけの合同説明会!
まずは受付を済ませます。
VR体験のためのチケットを配布していたのですが、私がやってみたかったやつは既に完売(TдT) のんびりモーニングコーヒーを飲んでる場合じゃなかったw…ということで、今回はVRは諦めて、純粋に作品(しごと)展と説明会を楽しむことに。
プロデューサーブースに行ってみた!
1社だけの合同説明会エリアでは、プロデューサーやマネージャー、デザイナー、エンジニア…などの職種別の説明ブースが仕切られ、それぞれディスプレイとスピーカー、持ち運びが簡単な割になかなか頑丈なダンボール製の席が設けられています!
※これ、このダンボール製の椅子、即売会とかやる人にとってはめちゃめちゃ便利なのでは…!!写真撮ってくればよかった。販売しないかな…?
私が見に来たプロデューサーブースはなかなかの人気で、左右や後ろのブースからの音で話者の声がかき消されがちだったのが玉に瑕ではありましたが「バズらせる技術」というテーマで、非常に興味深いお話が聞けました!
しかも、サンプルとなったのが(かつて私がKADOKAWAにいた頃)内容が秀逸過ぎて散々デザインチームに共有した、サントリー「人類以外採用 天然水の森 」サイトについてだったんです✦
このサイト(実はカヤックが手がけたというのはこの日に知ったのですが)サイトの作りもさることながら、コンテンツ(特にテキスト)の秀逸さが素晴らしくてですね。
コピーライターを立てたのか…とか、どのくらいの期間で完成させたのかとか、以前から興味津々だったんです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
幸いその場で質問が出来る環境でしたので、直接聞いてみました♥
人類意外採用サイトに関するQ&A
Q. どのくらいの期間で完成させたのですか?
企画1ヶ月、実装1ヶ月が通常のペースなのですが、この案件は結構企画に2ヶ月かけているので、比較的長いスパンのプロジェクトでした。
Q. テキストが非常に秀逸だなと感じたのですが、ライターを立てられたのですか?それともそういったものもプロデューサーやプランナーが考えるのですか?
プランナーで考えました。サントリーの森を担当している部署の方からヒアリングをしながら進めたのですが…選んだ写真が「これはセイヨウミツバチなので違いますね」とか「これはヒグマなのでサントリーの森にはいません」とかそういう話も結構あって(笑)なんて裏話も教えてくれましたよ♪笑
カヤックのお仕事は通常、プロデューサー、ディレクター、プランナー、デザイナーなど分業がなされているそう。それによって、マネタイズ面とかそういった「事業」としての部分に責任を持つパート、「企画」として成り立つようにクオリティ面に責任を持つパートなど、各々の役割が分かれている。との説明がありました。
私的にはホント、カヤックのこういうところが大好きで…。もちろん今の時代モノづくりをする上で、企画から実装まで携わるなんてよくある話ですし、なんでも出来るマルチタレント上等なんですが…一方で「それぞれの役割がきちんと分かれている」とか、「責任の所在が明らかである」とかそういう部分って、チームワークを育てる上ではすごく大事だと思ってるんですね。
そういった意味で「マルチタレントだから」となんでもやらせるのではなく、時にはちゃんと線引をしているところに非常に好感が持てました。
しごと展
しごと展では、本当にいろいろなお仕事が展開されていたのですが、中でも面白かったものを…。
① アニメのキャラクター?が話しかけてくれるやつ。
正直アイデア自体は特にすごいアイデアだとも思わないし、元のアニメを知らないので個人的には感慨はなかったのですが…これね……3Dプリンターで出来てるんですって。等身大モデル。
ちゃんとグローブの中に手が入っててね、なんかそのリアリティやら、これを実際のプロダクトとして展示するのがすげぇ!と思って、ついつい写真に収めてきました。
② テキストがフラッシュでかっこよく動くやつ!
下記サイトで実際触れるんだけど…面白すぎて動画撮ってきちゃったw
ni.siois.in
私こういう、遊び心のあるアニメーションてすごく好き!どうやって実装しているのか近くにいたおじさまに聞いてみたところ、おそらくjavascriptで書かれているとのこと。カヤックにはフラッシュが得意なデザイナーさんが多いんですって!
なんかもう、こういうの見るの超ワクワクする!
③ タイムリープが味わえる(?)プロトタイプ…かな?
こちらは写真はないのですが…。ここで展示されていたのは水が流れる仕掛けの水槽+時計+音楽が連動するプロダクトでした。
通常時は【水】普通に流れる【時計】普通に動く【音楽】普通に再生されるのですが、逆再生時は【水】逆流して見える【時計】左回りになる【音楽】逆再生されるみたいな現象がおきます。また、スロー時は【水】ゆっくり流れる【時計】ゆっくり進む【音楽】ゆっくり流れるといった動きになります。
多分、これが通常とスローだけだったらそんなに面白くなくて、今回の場合「逆再生」の動きが面白さを演出しているんだろうなぁと感じました。もちろん水は「逆流して見えている」だけなのですが「特殊なライトを当ててストロボ効果でそう見せている」のだそう。
こういった、技術面も口頭で教えてくれる感じが楽しいですね。
④ アプリと連動して、いろんな地面が体験できる装置!
タイトルの通りで、アプリを操作すると、音と足元の床の感触に変化が。
こういう、感覚を騙す系のアプローチ面白いなぁ。
⑤ ひとことモーション
アプリ上に文字を書くと、ボード上にテキストを合成してくれる機械。
これも、アイデア自体は正直全然普通なんだけど、この、アプリに書いて→WEBカメラに見せて→文字が浮かび上がって→それをきちんとgif化して→そこにアクセスできるようにレシートにQRコードが印刷されたものを出すっていう、一連の作りがいいなと思いました。
イベントに行った先で意図せず得られた、この手の「おみやげ的なもの」って、ついついSNSとかで公開したくなっちゃうwそういうところもやっぱり、仕組みづくりがお上手ですよね。
その他
ほかにスゴイなと思ったのは…結構いたるところにテーブルと、ちょっとしたおやつが用意されていて。
本気で片っ端からブースを回ったら疲れるし休憩も欲しくなるし。なにより、そういう空間が用意されてるってことは人との出会いもあるわけで。ちゃんと取ろうと思えばコミュニケーションが取れる場として成立してるあたり、カヤックの本気を感じました!
あそび師Kai